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| 平成19年度 |
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◆「新しい視力の考え方と実践応用」 視力表を徹底的に使いこなそう◆(90分)
眼鏡店に来店する客にとって商品の価格と同時に、調製した眼鏡で得られる視力の値は大変に興味がある情報といえる。視力は学生から社会人まで健康診断などで年に一度は測定される数値である。その視力を測定する器械に目を向けるとレフラクターヘッドのコントローラーに視標のボタンを内蔵したり、視標自体を液晶表示にさせ、コントラストを可変できる機器も登場している。若い人の視力値と高齢者の視力値とでは数値が同じでも視標の感じ方が異なってることも考えられる。
こうしたことを捉え、本年度の生涯教育では対数視力の持つ意味やグレア、コントラストといった新しい視力表の考え方と我々眼鏡技術者が日常業務で留意しなければいけないことを紹介する。
◆累進屈折力レンズのレンズデザインと隠しマークの見方◆(60分)
我が国で累進屈折力レンズが発売されてから四十数年経っている。その間、ゆれや歪みなどを改善させ、より快適に装用できるレンズの研究開発がなされてきた。
累進屈折力レンズのレンズ素材や設計は、従来のレンズ素材の屈折率や累進帯長の違いによる隠しマークから、内面累進や両面複合累進などレンズの高機能化にともない、ベースカーブやインセット量の表示など、レンズの隠しマークも複雑になってきた。
「累進屈折力レンズのデザインと隠しマーク集」の改訂版を発行するにあたり、その見方や利用法を解説する。
◆眼鏡技術者のための眼科学「白内障」◆(30分)
眼鏡技術者が知っておくべき眼の病気のうち、視力や視覚に影響を与える、直接日常業務に関るものをここ数年とりあげてきた。
本年度は白内障。古くから知られている眼の病気で白ソコヒとも呼ばれているのはご承知のことであろう。この「ソコヒ」、漢字で書くと「底翳」となる。これは眼の底にかげりがあるという意味。つまり、眼の奥に病気があって、そのためにものが見えにくいという状態をあらわした言葉である。
本来は透明なはずの水晶体が混濁し、眼内に入る光の量を減少させることにより視力を低下させ、白内障になるのである。
本年度はこの白内障について、最新の情報を含めて解説する。 |
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| 平成18年度 |
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◆「立体視の基礎と眼鏡処方」◆(90分)
大規模なアミューズメント施設でのみ立体的な映像を楽しめたアトラクションも、最近では一般のシアターで3D映像を上映することなどで鑑賞する機会が増えてきた。我々眼鏡技術者は眼鏡を調製する際に視標を利用することで比較的手軽に立体視の機能を判断できるが、その理論は複雑である。立体視の検査を宣伝に利用している眼鏡店のホームページも見受けられるが、実際に視差と立体視の関係や深視力の意味を正確に理解している眼鏡技術者はどれほど居るだろうか。
立体視の基礎的な理論の確認は快適な眼鏡を提供する上で貴重な知識になる。本講座では遠近感と立体感の基本的な知識の整理から確認の手だて、また眼鏡店における対処の方法も述べてみたい。
◆「累進屈折力レンズのフィッティングとレイアウト」◆(60分)
コンピュータの発達により累進屈折力レンズの設計手法が大きく進化し、過去のものと比べると、現在の累進レンズはたいへん使いやすいものに変身している。にもかかわらず、そのレンズをどのように目の前に配置するかという、レイアウトやフィッティングに対する現場の考え方や技術は、個々の技術者あるいは個々の店において、大きな差がある。累進レンズに不信感を抱く消費者が意外に多いのも、このあたりに一つの原因があるのかも知れない。競争の激しい今日、消費者の選択にかなう技術を自分のものにして、それを消費者に提供することは最低限の生き残り策である。
この講座ではまず、累進レンズのフィッティングのずれから起きる諸問題について考え、続いて、現場で即実行してもらえる累進レンズの具体的なレイアウトの手順を詳しく述べて、あすからの販売に役立てて頂きたいと考えている。
◆「眼鏡技術者のための眼科学 加齢黄斑変性」◆(30分)
眼鏡技術者が知っておくべき眼の病気は数々あるが、とりわけ、視力や視覚に影響を与えるものは、直接日常業務にも影響する。
高齢者の黄斑に異常が起き、なんとなく見づらいとか、線が歪んで見えるなどの症状を伴う眼の病気が「加齢黄斑変性」である。欧米の白人社会では、中途失明原因のトップとなっている。かつて、日本ではごく希な疾患と言われていたが、今日の急速な高齢化や生活様式の変化などのためか、日本でもこの病気に伴う視力障害者が急増しており、注目されるべき病気となっている。60歳以上の人に多く見られ、日本では女性より男性により多く見られる。
本年度は、この加齢黄斑変性を解説をする。 |
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| 平成17年度 |
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◆「輻湊の検査とめがね処方」◆(90分)
生涯教育2004では調節の異常と眼鏡処方について述べた。調節と輻湊は密接に関係しており、その関係は不可分とも言える。
今回はその輻輳について取り上げ、検査法やデーターの読み方、また眼鏡の処方について解説を試みた。テキストの構成は昨年度の「見逃しやすい調節の異常と眼鏡処方」とほぼ同様の形としたが、これは双方が関連するため、それぞれテキストを見比べ学習効果を高める目的もある。
今回も標準値として「モーガンの標準値」を用いたが、これらを検査にどのように用いてゆくか、輻輳の異常を見極める諸処のデーターの調べ方から見分け方、対処の方法を前回同様に学習できるようになっている。検査の方法が今ひとつ不慣れな方から、検査は出来るが、それらをどのように現場に生かすか理解できない方まで対応できる研修内容になっている。前年度の研修と内容が深く結びついでいることもあるので、昨年度に参加出来なかった方はもちろん、参加された方も是非前年度のテキストに眼を通してから参加して欲しい。
何時の世も予習復習の大切さか叫ばれているが、輻輳機能の異常は調節機能のそれと相まって主訴が複雑である。一人でも多くの技術者の方が研修に参加され、研修内容を身のあるものとして実践に活かして頂きたいと願う。
◆「快適な近業用眼鏡の調製」(検査からレンズ選択まで)◆(60分)
「高齢化社会では、単に長生きをするだけでなく、いきいきと生きたい。そのためには、老眼になってからでも、快適に、ものがみたい」このようないわゆるQOL(Quality
Of Life)、QOV(Quality Of Vision)、特に近業における快適な見え方への欲求は高まっている。この時代に眼鏡技術者として、そのニーズに応えるためには、より快適な近業眼鏡をどう調製していくかの知識と技術の向上が、不可欠である。
そのためには、まず、老眼の世代全体をひとつにまとめるというような、おおまかなくくりで考えていくのではなく、よりきめこまやかな対応が必要である。そこで、老視の時代を、老視のなりはじめの年代、進行していく年代、調節力がほとんどゼロとなった安定の年代という3段階にわけ、それぞれの段階で眼鏡調製のポイントについて、近業用の累進レンズなどの調製事例などを含め、解説していきたい。
今回のテキストでは、テーマを明視域に絞り、特に「理論は理解していても、現場で生かせない」「レンズの種類が多すぎて、どれを試してよいかわからない」「近業用累進レンズのフィッティングポイントはどう決めたらよいか」などの問題について、できるだけ難しい計算ではなく、わかりやすく具体的に説明していきたい。
◆「眼鏡技術者のための緑内障講座」◆(30分)
視神経に徐々に障害がおこり、その結果視野障害を起こす緑内障。この緑内障患者の割合は、以前は40歳以上人口の30人に1人と言われていたが、最近の調査(多治見スタディ:2002)では、17人に1人という非常に高い有病率であることが明らかになった。しかもこれが常に失明原因の上位を占めている。自覚的症状があるタイプもあるが、多くは自覚的症状がないのが特徴。
また、この調査の結果とくに注目すべきは、NTG(Normal Tension Glaucoma=正常眼圧緑内障)、眼圧の高くない緑内障の割合が大きかったことである。
40歳以上といえば、老視が始まり、眼鏡店に来店する顧客層と一致している。緑内障の問題を解決することは出来ないが、眼鏡技術者が緑内障について、正しい知識を持ち、顧客を啓蒙することは可能であろう。緑内障の多くは、自覚症状もなく進行し、何らかの症状に気付いた時には、もうかなり進行している。病の進行を未然に防ぐ唯一の方法は、定期的な検診である。定期検診を通して、早期発見・早期治療することの重要性を伝えることは、この顧客層に一番近い所にいる、眼鏡技術者にとって重要な役割のひとつと考えられる。
本稿では、眼鏡技術者に必要な緑内障の基礎知識、検査、治療法について解説する。 |
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